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講談の作品「曲馬団の女」を、劇団柿喰う客の代表である中屋敷法仁が大胆に一人芝居として脚本化。
生まれた時から曲馬団で育ち、人の愛を知らずに育った娘「お蘭」は、戦死をした息子の許嫁だと嘘をつき母ひとりの家に香典泥棒に入るが、人の良い母に誘われその家に住むことに。やがて実の子以上の孝行をするようになる。そして終戦後のある冬の日……。
【解説】
昭和二十年頃に起きた、嘘のような本当の話に芝居ながらの嘘を交えてお届けする演劇版「曲馬団の女」。
原作は、十二代目田辺南鶴の作。戦時から終戦後の混乱する東京を舞台にした新作で、蘭という曲馬団(サーカス団)出身の女が主人公。
最後には登場人物全員がハッピーになり、聴き手も幸せな気分になれる物語である。
上演履歴:
2018年 12月21日(金) 岩手盛岡刑務所 慰問公演
2019年 11月22日(金) 静岡刑務所 慰問公演
2019年 12月3日(火) 青森県立八戸東高等学校 演劇部へのワークショップ
2020年 2月19日(水) 春日部共栄中学高等学校 芸術鑑賞会
出演:浅場万矢
原作:田辺南鶴
構成・演出:中屋敷法仁
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